T-Five郷野投手との男のプライドをかけた闘い。これを制し、史上初の大会4連覇達成。5年連続5度目のジャパンカップ出場を決めたのは、アスレチックス倶楽部(埼玉)。T-Fiveは2年連続の同一決勝カードに抜群のマナーとチームワークで善戦したものの、またしても準優勝に終わった。
「ジャパンカップでは、必ずリベンジします。みなさん待っていてください」。ナインから胴上げを浴びた岡野監督は、珍しく鼻息を荒くした。あのクールな、アスレナインによる胴上げなど、滅多にみられない。ただし、4連覇だけに、天高く、1回、2回、、3回、、、4回目でストン・・落ちた。。ナインの喜びが爆発した。この優勝劇には特別な意味があったのかもしれない。こんなに嬉しそうな岡野監督は、はじめてみた。これは黙ってても何か起こる。
アスレチックス倶楽部と言えば、埼玉を代表する強豪クラブ。JSBB県大会でもファイナルの常連だ。ストロングリーグでも2006年から4年連続でジャパンカップ出場。2003年から8年連続して3大大会;第三位以内入賞という大記録も更新中。デビュー115戦にして86勝目を挙げ、通算勝利数もヤンキースに次ぐ全国2位に躍り出た。ジャパンカップ過去最高成績は東日本BEST4止まりだが、すっかり冬の主役の座は不動のものとなっている。がしかし、意外なことに、そんな彼らでも、はじめからフィーバーしたかと思えば違う。栄光の数だけ、苦労を重ねてきた。ストロングリーグデビューの2003年から2005年までの3年間はSSを中心に猛威を振るったものの、第三位、準優勝、第三位と、あと一歩のところでジャパンカップ出場は果たせなかった。悲願のJC初出場を果たしたのは、実に参戦4年目のこと。ストロングカップ06土曜大会優勝し初出場を果たすと、翌年から不動の大本命馬としてAC4連覇を達成していく。なんという強靭。もう特別な記録など要らない。ナインの気持ちは1つ。神宮の晴れ舞台で、ただもう一度胴上げするだけ。
ゲームは昨年に引き続き、両チームの攻めの姿勢が光る好ゲームが展開された。T-FIVE郷野投手、アスレチックス倶楽部篠崎投手の先発で試合開始。2回裏のアスレの攻撃は、郷野投手に二死まで完璧に抑えられていたところ、6番増村選手がレフト前に強烈な安打で初出塁。続く7番菅原選手のところでヒットエンドランを敢行し、投手後方に高く弾む打球となり、内野安打で二死一塁三塁となる。さらに盗塁で二死ながら二塁三塁の場面で、8番篠崎選手がファールで粘った挙句ライト線に安打を放ち、アスレチックス倶楽部が2点を先制する。3回裏のアスレは、一死後に2番上原選手がライト前安打で出塁し、盗塁と失策が重なり三塁まで進む。二死三塁で4番羽田選手の打席のところでパスボールが出て1点を加点。5回表のT-FIVEの攻撃は一死から7番井戸選手が振り逃げで出塁して、盗塁などで二死三塁のチャンス。ここで9番別府選手が左中間に大飛球を放ち、アスレのレフト菅原選手がダイビングキャッチをするものの落球して二塁打となり、T-FIVEが1点を返して反撃の狼煙を上げる。しかし、5回裏のアスレは一死後に9番松本選手がレフト前安打、1番渡辺選手が四球を選んで一死一塁二塁のチャンス。2番上原選手のところで、重盗を仕掛けたところパスボールとなり、二塁から松本選手が一挙に本塁まで突入して1点を加点。6回表のT-FIVEは、この回先頭の2番亀井選手がレフト前安打で出塁してプレッシャーをかけてクリーンアップを迎えるチャンス。ここはアスレ篠崎投手が踏ん張って後続を抑える。このまま最終回も3人で抑えて、アスレチックス倶楽部が4対1で勝利する。アスレチックス倶楽部は大会4連覇を達成し、大会MVPは投げては7回被安打2の1失点完投と打っては先制2点タイムリー安打を放った篠崎選手が選出された。
「T-Fiveさんとの試合はいつも緊迫した紙一重の試合で、どちらが勝ってもおかしくない試合だと思ってます。対戦する機会が続くと思いますが、宜しくお願いいたします。」とコメントした上で、5年連続5度目の挑戦となるジャパンカップへ向け「必ずリベンジします。出場チームの皆様、待っていてください」と自信をのぞかせた。
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